日本人と外国人の身体の使い方が違います。ハムストリング、日本語では大腿二頭筋と言いますが、欧米人は歩く時や走る時にこの筋肉を使いします。日本人はそもそも欧米人に比較して、この筋肉が発達していないですし、使い方も違います。
そのハムストリングや大腰筋の筋肉量などで日本人は欧米人に比較して骨盤の前傾角度が違います。コレは平地が少なく山がちな国土のせいもあるのでしょうけど、重心の位置を比較すると欧米人よりも前に重心があります。なので、歩き方も膝のバネを活かした歩き方で、ドイツ陸軍方式の膝をピンと伸ばして踵から接地する歩き方とは違いますね。欧米人からすると日本人は猫背で、腰が曲がった老人がおおいとなるのですが、この姿勢の悪さも骨盤の発達度合いの差に求められるようです。
インドやアフリカの人はああ球の上にモノをのっけて運びますが、これもせし時がピンと伸びた人種にとっては、その方がモノを運ぶには楽だからですね。日本人がダッコよりもオンブを好むのは、重心が前にあって前屈みの姿勢では、背中に背負った方が楽なんですよね。このため、日本人の脹ら脛というのは黒人や白人に比較して、良く発達しています。一流のボディービルダーでも、脹ら脛が弱点という選手は多いのですが、日本人はその点では世界レベルです。どういう歩き方ですから、必然的に太腿の前面、大腿四頭筋の発達はいいのですが、その裏側の大腿二頭筋の発達は良くないですね。
ここを克服して、400メートル走で五輪ファイナリスとになったのが高野進さんで、彼の教え子の伊東や為末などが世界濁して戦っているのは、そういうわけです。日本人の場合は、この弱い大腿二頭筋の補助として、内転勤を使っているようです。内転勤というのは股の内側の大きな筋肉ですが、内転勤と大腿四頭筋を鍛えようと思ったら、足を開いての屈伸運動、つまり四股を踏むのが一番です。欧米人が足腰の鍛える基本的な運動がヒンズースクワットで、日本人が四股名のは、ちゃんと理由があるんですね。このため、日本人のスポーツ選手はない転勤を痛めることが多いですね。
よく使う筋肉だから痛めやすいような気がしますけどね。日本人は柔軟というと、相撲の股割など内転勤を中心とした股関節の柔軟性を重視し、欧米人は前後開脚の柔軟性を重視しますしね。それが身体に悪いのか……疲労蓄積による故障とストレッチとの因果関係が、とても曖昧ですね。
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