2010年8月2日月曜日

欧米人とアジア人の腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)の違い

腸腰筋と骨盤(お尻)と足の太さの関係





腸腰筋とはお腹の下、腹筋の奥にある筋肉(深層筋)と呼ばれるところにある。腰と腹から骨盤ー股関節にまでなる長い筋肉

お尻が上がった体型と美しいウェストライン、足の細さにかかわるのが腸腰筋


腰筋は,腰椎に始まり,腸骨に始まる腸骨筋とともに骨盤表面を通り,大腿骨基部内側に終わる筋です。大腰筋と腸骨筋を合わせ腸腰筋とも呼びます。主に次の3つの機能があります:1)股関節を屈曲させる,2)骨盤を前傾させる,3)腰椎を斜め前方に引き下げ脊柱のS字型を維持する。





欧米人の大腰筋は遺伝的に太い。一説によればその太さは日本人と比較すると倍ほどあるらしい。

大腰筋が発達すると腰椎の前湾が付き、結果ヒップの位置は上がる。



更に大腰筋の筋力は走る機能や跳ぶジャンプする機能に大きくかかわる。


欧米人の足はスラっとしていてるのに対して、日本人は足が太くて、短いし、お尻が下に落ちていて

ズーーーん!!とした変な体型の人が多いです。(男も女も)

これは大腰筋の筋力の違いによって生じるらしいです。

欧米人は腹筋下が盛り上がっているように見えますが、大腰筋が発達しているのでそう見えるのです。


なんで足の太さが変わってくるのかというと、欧米人は足を引き上げるときに大腰筋を使うからで例えば、歩く時に欧米人は大腰筋をつかって足を引き上げるので下半身に負担をかけずに身体全体を使って歩けるのです。下半身の使いすぎを防いでくれるのでスラっとした足になります。

これに対して日本人は足を上げるときに大腰筋を上手く使えていないので、下半身を使いすぎてしまいます。アジア人は足を引き上げるときにモモの筋肉を使って上げるので、足が太くなってしまいます。


大腰筋を使った歩き
ヒザが伸びている                                               

運動面やスタイルだけの話ではなく大腰筋が強化されると腰痛も格段に少なくなる。



事実、黒人には腰痛が少ないと言います。


猫背と大腰筋

猫背の原因は大腰筋の弱化による骨盤の後傾と骨盤の前傾であると書いてしまいましたが,実はこれが完全には正しくないことがわかりました。確かに,骨盤の後傾がもとで腰椎がまっすぐになり,胸椎上部から頸椎にかけて急激に前屈してしまう場合がありますが,これは高齢者に多いようです。若い女性を対象に調べてみると,逆に骨盤が前傾しすぎて,腰椎のS字全体が深くなりすぎる場合が多いようです。こうなると内臓が腰椎と骨盤に押し出されるようにして下垂し,下腹部が目立ってせり出してしまいます。ところが,この場合にも,大腰筋のトレーニングをすると,短期間で驚くほどの改善効果があることがわかりました。大腰筋は基本的に骨盤を前傾させるはずなのに,なぜでしょうか?




【腰椎と大腿骨のリンケージ】

おそらくその答えは以下のようなものと考えています。正しく直立した姿勢を真横から見ます。つま先と踵の中点から上に垂線を延ばすと,その線上には,股関節,第2腰椎(へそ直下),肩関節,頭の中心部が位置するはずです。第2腰椎は大腰筋の起始側の中心で,しかも体の重心位置に近いところです。したがって,この位置を体の中心線上に保つことが重要で,このときの骨盤の位置と傾斜角が理想的となります。大腰筋は,腰椎と大腿骨基部を直接結ぶ唯一の筋ですので,腰椎の位置が前方に出過ぎた場合(骨盤は前傾しすぎ),後方に下がった場合(骨盤は後傾)のいずれの場合にも,その位置を股関節の真上に修正するはたらきをもつものと考えられます。



【姿勢への即効的効果の実例】

まだ断片的なデータの寄せ集めですが,姿勢に問題があった25~36歳の女性11名についての例をご紹介します。「足踏み」,「骨盤引き上げ」,「レッグレイズ」の3種目のエクササイズを1日置きに行ってもらったところ,すべての方が,2週間でほぼ完全に上記の理想的な姿勢になりました。平均の数値でみた場合,最も顕著に変化したのはウエストサイズで,2週間で95.9%に,1ヶ月で93.6%になりました。一方,体重は2週間で97.9%,1ヶ月で96.3%,体脂肪率は2週間で99.1%,1ヶ月で93.3%になりました(いずれも初期値を100%)。このことから,最初の2週間では,体重や体脂肪率はあまり変化することなく,主に姿勢が改善されることにより,見た目にもスタイルが良くなることがわかります。こうした変化が起こると,日常の動作なども改善され,やがて体脂肪そのものが減るという相乗効果をもたらすものと考えられます。



【スポーツ動作との関連】

以前のコラムでは,大腿部を引き上げる動作を中心にお話ししましたが,今回のように考えると,大腰筋はスポーツやトレーニングのさまざまな動作に関連することになりま。例えば,地面を後方に強く蹴る動作,股関節を伸展してジャンプするような動作,重心を安定して沈める動作(ランジ動作)などでも重要といえるでしょう。また,トレーニングでは,正しいスクワットやデッドリフトを行う上でも重要になります。すると,普段スクワットやデッドリフトを行っている方には,特に大腰筋を意識したトレーニングは必要ないということにもなりますが,これもパラドックスのようになってしまいますので,改めてもう少し考えてみることにします。

【大腰筋とはどのような筋か】


大腰筋は,腰椎に始まり,途中で腸骨に始まる腸骨筋と融合して骨盤表面を通り,大腿骨に終わる多関節筋です。大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋とも呼びます。脊柱と内臓の間にあって,「見えない筋肉」の典型ですが,腰部のMRI 横断像などでは,脊柱の左右を走る,太い明瞭な筋として観察されます。



【大腰筋の機能】

大腰筋には主に次の3つの機能があります:1)股関節を屈曲させる,2)直立姿勢のときに骨盤を前傾させる(骨盤を立てる),3)腰椎を腹側に引き込むことにより背屈させ,脊柱のS字型を維持する。1)と2)の機能での拮抗筋は大臀筋やハムストリングスなどの股関節伸筋群です。これらは外観上もきわめて大きな筋ですので、その分大腰筋も太く強い筋である必要があると考えられます。



【スプリント能力と大腰筋】

上記の機能1)は,「腿を前方に振り出したり,高く引き上げたりする動作」です。したがって,「走る,跳ぶ,蹴る」など,スポーツの基本的な動きと深いかかわりをもちます。また,大腿直筋が単に股関節を屈曲させるのに対し,大腰筋と腸骨筋は骨盤を引き上げながら股関節を屈曲させますので,骨盤の動きを伴う,大きくしなやかなストライドを可能にするものと思われます。こうしたことから,大腰筋は高いスプリント能力を得るためのキーポイントのひとつと考えられるようになってきています。一昨年の4月号でもご紹介したように,黒人はそもそも白人と比べて3倍以上も太い大腰筋をもつとの報告がありますが,このことと,黒人の生来のスプリント能力は無関係ではなさそうです。また,大腰筋が大きければ,拮抗筋である大臀筋も大きく、脊柱のS字型も強くなる可能性がありますので,「めりはり」のあるヒップラインをつくる要因ともいえるでしょう。



【歩行能力と大腰筋】

腿を振り出したり,引き上げたりする動作は,高齢者の場合には歩行能力に関連してくると考えられます。また,歩行時に十分に腿を引き上げられないと,ちょっとした段差にもつまずいて転倒する原因になります。筑波大が中心となって行った最近の調査によれば,歩行速度が高く,また転倒頻度も低い高齢者では,大腰筋が太いという傾向があるそうです。さらに,大腰筋のトレーニングを行うことにより,高齢者の歩行能力に著しい改善がみられたことが報告されています。



【腰痛と大腰筋】

大腰筋は,腰椎のS字型を維持する機能をもつことから,腰痛の発症にも関連する可能性があります。実際,黒人では,白人や東洋人の場合に比べ腰痛の発症率が低いといわれています。大腰筋が弱いと,腰椎を前方に引く力が弱くなるばかりでなく,骨盤が後傾しますので,極端な場合腰椎や胸椎を前屈し,顎を前方に突き出すようにしないと,直立時のバランスがとれないことになります。いわゆる「猫背」です。こうした姿勢は,そもそも腰椎の椎間板や棘間靱帯にストレスをかけるもとになります。反対に,大腰筋が強ければ,たとえばデッドリフトの場合のように,脊柱に強い負荷がかかっても,腰椎のS字型を維持することができますので,いかなる状況下でも腰痛の危険性が低減すると考えられます。昔から行われている操体法や腰痛体操でも,大腰筋によって骨盤を交互に引き上げるような動作が多数用いられています。



【他のさまざまな機能障害と大腰筋】

昨年の「発掘あるある大辞典」の取材に関連して行った測定では,大腰筋の細い人に,肩こり,冷え症,血行不良,肥満などの傾向が見られました。姿勢の悪さによる全般的な身体活動の低下が原因と思われますが,一方,短期間の大腰筋のトレーニングによって,安静時代謝が増大し,肥満が改善する傾向もみられました。このことは,大腰筋の活動と腰椎のアライメントが,腰随や仙随の側面にある交感神経節の活動に影響を及ぼす可能性を示唆しています。



【大腰筋のトレーニング】

大腰筋の動きは外からよく見えないことから,これを専門的にトレーニングする種目はあまり考えらていません。股関節を強く屈曲させる動作であれば,多かれ少なかれ大腰筋を使いますので,レッグレイズ,ハンギングレイズなどは効果的でしょう。また,フロントランジでも,踏み込み時のブレーキとして大腰筋がエキセントリックにはたらくと考えられます。高齢者や初心者の場合には,「腿上げ」やニーツーチェストがよいと思われますが,単に腿を上げたり引きつけたりするのでなく,骨盤と大腿部の両方を動かすように心がけることが重要でしょう。また,日常生活では,なるべく大股に歩くようにするとよいと思います。


                                                                               こういう歩き方




美脚うぃ作るには、大腰筋を鍛えるだけでなく柔軟にすることが必要。
欧米人は、テーブルやイス生活してきた歴史があるのですが、日本人は畳で座って暮らしてきた歴史があるので身体が前かがみ、猫背になります。美脚になるには、また骨盤のインナーマッスルをきたえる必要があります。骨盤の動きに関与する筋肉を鍛える









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インナーマッスルとは、骨に近い深部の筋肉をいいます。関節の位置を正しく、姿勢を保つのがインナーマッスルの役割です。大腰筋は腹部の奥にあるインナーマッスルで、上半身と下半身をつなぐ筋肉として脊柱を支えるという重要な働きをしています。大腰筋が弱ると、脊柱が前傾し、いわゆる猫背になります。そして、脊柱のS時湾曲がくずれることで内蔵が下がり、ぽっこり下腹、たれ尻の原因となります。大腰筋トレーニングは、美しい姿勢や体型につながることから、最近美容法・健康法として注目を集めています。と、説明されていた。
す。その「Hエリア」が大腰筋を使うもも上げ動作時に大腰筋に負荷を与え、大腰筋強化をサポートし、姿勢の矯正を促進します。脊柱を整え上半身の直立を保つ「大腰筋」。その強化により美しい背筋へ。背筋が伸びることでお腹の筋肉のゆるみを低減、すっきりとしたウエストラインへ。スラリとした背筋はヒップも引き上げます。
日常生活をしているだけで大腰筋肉が鍛えられます!!





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3 件のコメント:

  1. どのような手法。筋肉とどのように、今すぐにそれを再生する。
    http://with-muscle.blogspot.com/
    私に感謝するためのブログ。

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  2. 黄色人種の背骨と白人黒人の背骨の形は全く違います。骨の形を変えることはできません

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  3.  東洋人全体、黒人、白人が股下比率同じ47%でも骨格が違いますから。東洋人全体の方が胴長扁平尻に見えますね。あと、東洋人は、くびれていて、お腹は、へっこんでいますが膝下、鼻が短いです。

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